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主力の賃貸事業が好調、最終利益29億円/平和不動産14年3月期決算

 平和不動産(株)は4月30日、2014年3月期決算を発表した。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)の連結経営成績は、売上高432億8,400万円(前年同期比31.2%増)、営業利益80億5,500万円(同9.5%増)、経常利益56億4,400万円(同21.8%増)。当期純利益は「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、特別損失として15億8,000万円を計上した結果、29億100万円(同18.2%増)であった。
 
 主力の賃貸事業部門では、「東京証券取引所ビル」(東京都中央区)の賃貸料減額等があったものの、(株)東京証券会館および「兜町第1平和ビル」(東京都中央区)の賃貸収益の寄与により売上高は198億円3,500万円(同6.2%増)となった。不動産開発部門の売上高は194億3,300万円(同476.0%増)、住宅開発事業は14億5,100万円(同83.4%減)、その他事業は25億6,300万円(同15.8%増)となった。

 次期は、売上高408億円、営業利益74億円、経常利益50億円、当期純利益20億円を見込む。
 
 また同日、14~23年度を計画期間とする「中長期経営計画over the “NEXT DECADE”」の策定を発表。今後5年間は、本社所在地である日本橋兜町の再活性化の推進、ビル賃貸事業のブラッシュアップ、リートAM事業等フィービジネスの拡大、体制強化と財務規律の維持を重要戦略として事業を推進しながら、日本橋兜町と同様の課題を持つ市街地の再活性化につなげてまちづくりに貢献することで、中長期的な成長の基盤の確立を目指す。15年度は連結営業利益69億円、連結経常利益47億円、16年度は連結営業利益72億円、連結経常利益50億円を見込む。


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