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再生エネ、蓄熱・蓄電システム、BEMSで電力ピークカット最大33%実現/大成建設

 大成建設(株)はこのほど、同社が参加している国内広域大都市型デマンドレスポンス実証で、先進技術と次世代ビルエネルギーマネジメントシステム(以下、「スマートBEMS」)の活用により、電力のピークカット最大33.2%の削減を実現したと発表した。

 経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」として横浜市が推進する「横浜スマートシティプロジェクト」(以下、「YSCP」)の業務・商業ビル部門でのデマンドレスポンス実証に同社が参加。同社技術センター(横浜市戸塚区)に最先端設備を導入し、システム構築することで、快適性と最適なエネルギー利用の両立を目指し、実証を進めている。

 YSCPビル部門で行なわれた冬期・夏期のデマンドレスポンス実証では、再生可能エネルギーを有効利用しながら、熱と電力の両方で創エネ・蓄エネを行なう蓄熱・蓄電システムとスマートBEMSの活用により、最高レベルのエネルギーマネジメント技術を確立。電力ピークカット率について、冬期平均22.9%・最大24.1%、夏期平均28.7%・最大33.2%を実現した。

 今後実証を通して得た知見をビル単位や街区レベルで省エネ、BCP対応、スマート化技術確立などに役立て、スマートシティ構築に貢献していく計画。


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