旭化成ホームズ(株)は12日、代表取締役社長の池田英輔氏が会見し、2014年3月期決算について説明した。
当期(13年4月1日~14年3月31日)は連結売上高5,344億円(前期比9.9%増)、営業利益630億円(同16.1%増)と、3年連続の過去最高業績となった。池田氏は「消費税の駆け込み需要とその反動減はあったものの、全般的に住宅事業は好調な1年だったと言える」と振り返った。
主力の建築請負事業は、売上高3,941億円(同7.3%増)、販売戸数1万6,374戸(同6.5%増)となった。受注高は4,213億円(同2.2%増)、受注戸数1万8,809戸(同3.4%増)と、増加で着地した。建築請負部門の営業利益は491億円(同15.2%増)だった。「3、4月になってようやく受注高の下げ幅が1ケタ台になり、トータルでは駆け込み需要が始まる前の前々年並みに戻ってきた」(池田氏)。
不動産事業については、マンションの販売戸数が初めて1,000戸を超え、賃貸管理戸数も5万7,000戸超。売上高858億円(同21.5%増)、営業利益58億円(同28.9%増)となった。
15年3月期については、労務費・資材コストのアップを織り込み、連結売上高5,510億円、営業利益560億円の増収減益と予想する。建築請負受注高は4,060億円と若干の減少を見込む。