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永続する企業体質へ、“共働・共考”プログラムを深化/スターツ・SEAネットワークが全国大会

「すべての会員店が地域のナンバーワン店になれるよう尽力していく」と話す井口氏

 スターツグループが運営する地場不動産会社の連携組織「SEAネットワーク」は13日、東京會舘(東京都千代田区)で2014年度全国大会を開催。会員91人が参加した。

 5月13日時点の会員数は111社・434店舗(昨年度:115社・464店舗)。取引オーナー数約3万2,000人(同:約3万1,600人)、総管理戸数34万8,874戸(同:35万9,764戸)。今年度は、(1)広域売買・収益不動産情報の発信・成約拡大、(2)有活企画およびオーナー向けコンサルメニューのサポート強化、(3)シルバービジネス全国拠点展開での共同営業、(4)フランチャイズ展開のサポートを重点的に実践していくとした。

 具体的には、企業社宅や倉庫および工場跡地などの共同仲介・買取再販などをサポート。オーナーが所有する遠隔地物件の有効活用提案やスターツプロシード投資法人への物件提供の方法を提案していく。スターツケアサービス(株)との連携により、高齢者向け施設運営機会も提供していく。

 また、経営者懇談会や有力会員企業の視察などを開催。会員同士で具体的な営業戦術を研究するサービス研究会に注力する。4月から開始した今期では、すでにこれまでの5割増しの反響を得ているという。

 大会の冒頭には、長年スターツ総合研究所理事長を務め、現・スターツ信託(株)代表取締役社長の井口和弘氏が挨拶。「スターツのグループ力や会員同士のつながりを活かして、会員店の皆さまが地域のナンバーワン店として永続する企業体質をつくることができる“共働・共考”のプログラムを提供していく」などと語った。


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