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「渋谷ヒカリエ」の賃貸収入などが寄与、不動産事業の営利2ケタ増/東急電鉄14年3月期決算

 東京急行電鉄(株)は15日、2014年3月期決算を発表した。

 当期(13年4月1日~14年3月31日)は、売上高1兆830億7,000万円(前期比1.4%増)、営業利益621億9,000万円(同11.6%増)、経常利益626億1,800万円(同11.3%増)、当期純利益564億9,800万円(同31.2%増)となった。

 不動産事業では、渋谷駅周辺開発事業や二子玉川における再開発事業(二子玉川ライズ)などの大規模開発プロジェクトや、駅直結のショッピングセンター「武蔵小杉東急スクエア」、郊外型商業施設「あざみ野ガーデンズ」の開発などを推進してきた。また不動産販売業におけるマンションの販売収入が増加したこと、不動産賃貸業において、「武蔵小杉東急スクエア」の開業に伴う賃貸収入の増加や、「渋谷ヒカリエ」などの賃貸収入が堅調に推移したことなどにより、営業収益1,930億2,000万円(同17.9%増)。営業利益は301億2,800万円(同12.4%増)を計上した。
 
 ホテル・リゾート事業では、外国人旅行客の増加など事業環境は改善傾向にある中、設備投資による商品力強化と積極的な販売促進により、高稼働を維持しつつ客室単価が増加するなど、客室部門を中心に好調に推移。営業収益は、(株)東急ホテルズにおいて、客室の稼働率とともに販売単価も増加したことなどにより、924億5,200万円(同3.2%増)、営業利益は15億1,400万円(同5.2%増)となった。

 次期は売上高1兆688億円、営業利益700億円、経常利益635億円、当期純利益380億円を見込む。


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