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不燃性ポリウレタンが国交相認定を取得/積水化学工業

「“不燃性ポリウレタン”は中期経営計画の成長エンジンの一つと位置付けている」と話す同カンパニー購買部長・與倉克久氏

 積水化学工業(株)高機能プラスチックカンパニー(プレジデント・加藤敬太氏)は19日、同社の開発したウレタン系材料による不燃材料の「不燃性ポリウレタン」が国土交通大臣認定を取得したと発表した。

 同素材は、同社の耐火材料事業を担うFP事業推進部の難燃化配合技術を駆使して開発されたもの。一般的な硬質ウレタンフォームは加熱されると燃え広がるが、同素材では、加熱時に発現する炭化層により酸素と可燃ガスが結びつきを遮断し、瞬時延焼を抑制することができる。有機材料としての不燃材料認定取得は国内初。吹き付け断熱や防火扉、屋根等への展開も可能であり、多岐にわたって展開していく予定。

 同日開催した記者発表会において、同カンパニー購買部長・與倉克久氏は、「住インフラ材分野において、耐火材を含む機能インフラ材料は、2016年度中期までに250億円の売り上げを計画している」と話した。


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