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最後の同潤会再開発、「上野下アパート」建て替えマンションを発売/三菱地所レジデンス

「ザ・パークハウス上野」の外観完成予想図

 三菱地所レジデンス(株)は、2013年に解体した“最後の同潤会アパート”「上野下アパート」の建て替えプロジェクト「ザ・パークハウス上野」(東京都台東区、総戸数128戸)のモデルルームを、24日にオープンする。

 同物件は、東京メトロ銀座線「稲荷町」駅徒歩1分に立地する、敷地面積約1,100平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階・地下1階建てのマンション。住戸は、専有面積25~75平方メートル、1R~3LDK。

 建替事業のコンサルティングを手掛ける(株)UG都市建築が設計を担当する。建物全体のフォルムに凹凸をつけて陰影のコントラストを強調した外観を採用。奥まったエントランスや、風除室のドアの格子状の意匠は、上野下アパートの印象を残すように意識した。

 制震構造の採用や、防災備蓄倉庫の設置といった防災対策のほか、地域イベントの際にテラスを開放できるようにするなど、かつての上野下アパートの地域に根付いた防災・コミュニティを受け継ぐ。

 1月14日のホームページ開設から、これまでの問い合わせ件数は1,500件を超え、4月に実施した事前案内会では300件の来場を集めるなど、上々の反響を得ている。1期販売は6月中旬開始の予定。


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