旭化成不動産レジデンス(株)は6月4日、「ヘーベルROOMS」のアンテナショップとして、新宿に初の直営店「ヘーベルROOMS新宿」をオープンする。
「ヘーベルROOMS」は、旭化成ホームズが供給する賃貸住宅「ヘーベルメゾン」を中心に、入居者募集力強化と入居者サービスの向上を目指し、2013年1月に立ち上げた賃貸入居者代理店ネットワーク。ブランド認知のため、全国約700店の募集代理店でのブランドロゴ看板掲示を進め、3月時点の看板設置店は約80店舗。14年度中に100店舗を目指している。
今回の直営店開設は、直接入居希望者のニーズを把握することで、サービス向上や商品開発に反映することが目的。アンテナショップという位置づけで、今後、多店舗展開の予定はない。
なお、店舗は同社募集代理店の(株)ニチワ(東京都渋谷区、代表者:木村 至氏)との共同運営となり、両社でシェアする形態。ニチワの募集代理店としての経験に基づくノウハウと、ヘーベルメゾンに関する同社社員の豊富な商品知識を活かし、その相乗効果でさらなるサービス向上を狙う。
26日にマスコミ向けに開催した説明会で、同社取締役副社長・賃貸営業本部長の池谷義明氏は、賃貸事業について「メインエリアは20~25年に世帯数が増加する首都圏であり、市場の伸びは明らか。現在、旭化成ホームズ(株)の受注による年間の仕入れが約6,000戸。これを維持しつつ、ブランド力の強化と認知度を高めることで、管理を受託していない物件オーナーへのアプローチなどを進め、20年度には管理戸数10万戸、売上高1,000億円を目標としている」などと述べた。