大東建託(株)は26日、ベトナム政府と(公財)国際人材支援機構(アイム・ジャパン)が進める外国人技能実習制度に協力し、ベトナム人実習生の来日前の建築技能教育や来日後のサポート等を開始したと発表した。
同制度は、経済発展・産業振興の担い手となる人材育成のために、先進国の進んだ「技能・技術・知識」を習得したいという開発途上国のニーズに応える目的で実施しているもの。同社は、取引先工務店のベトナム人技能実習生受け入れをサポートする。
同社が現地に教育スタッフを派遣し、来日前の実習生に建築基礎知識等の研修を実施するほか、来日後は定期的な技能研修やメンタル面のサポートも用意。工具の無償貸し出しや、賃貸住宅に居住する場合の家賃補助等、生活面での支援も行なう。
第1回目に来日する実習生の研修は、現在ベトナム・ハノイで実施中。3ヵ月の「語学・日本での生活等の研修」、1ヵ月の「建築技能研修」を行なった後、11月頃に約25人が来日する予定。その後も1グループ30人程度、年間4グループ約120人を順次受け入れていく。