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他資格との連携も検討。研修制度体系の拡充図る/全宅連

 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会は今年度、通信教育講座「不動産キャリアパーソン」をはじめとした研修制度体系の拡充を図る。

 「不動産キャリアパーソン」は、消費者保護のための知識、適切な情報提供・提案のできる自在育成を目的に、不動産従業者のキャリア形成をサポートする段階的研修制度の第1段階となる基礎知識講座として、2013年4月に開講した。初年度の申込者数は、目標の1万人に対して7,809名にとどまった。そのため同協会では今年度、同資格有資格者在籍店を示すステッカーの頒布や、「ハトマーク・ジャックス・JCBカード」申込者への受講料割引などのテコ入れを図る。

 研修制度の拡充については、「不動産キャリアパーソン」修了者を受講対象としてイメージしており、より専門的な実務知識の習得を目的としていく。同協会独自の講座、法律改正や税制改正など常に知識の習得・更新が必要な内容をウェブ等で学ぶ継続研修、さらには他団体が実施する講座・資格との連携などを検討していく。各種講座の受講により、単位を取得、年間必須単位を満たした受講者を修了認定する。

 他団体資格との連携については、すでに(一財)住宅金融普及協会実施の「住宅ローンアドバイザー」を認定講座とすることが決定しており、キャリアパーソン有資格者への一部受講免除等を予定している。


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