三井ホーム(株)はこのほど、オリジナル制震付与耐震壁「VAX(バックス)」を開発、東京エリアで先行販売を開始した。
内壁枠組みに制振ダンパーと制振フレームからなる制振デバイスを組み込んだもので、地震エネルギーの吸収力が高い。2×6ウォールを基本構造とした同社独自のプレミアム・モノコック構法と組み合わせることで、地上に対する建物の揺れを、一般的な枠組壁(2×4)構法の建築物比で、2階建ての2階床で最大80%程度低減することができる。さらに揺れの減衰を早めることで、何度でもその性能を持続。繰り返しの大地震に対しても効果を発揮する。
価格は1基20万円(税抜き)で、施工エリアによって異なる。2階建ての場合は2基、3階建ての場合は4基必要。
このほど東京エリアで先行販売を開始しており、6月30日まで先行販売記念「VAXモニターキャンペーン」を開催する。限定40棟に「VAX」を無料設置するというもの。応募要件は、1都3県に建築可能な土地所有者で、「VAX」設置について写真撮影・レポートに協力できる人。