(公社)神奈川県宅地建物取引業協会は3日、2014年度通常総会を開催。13年度の事業報告および決算書の承認、14年度の事業計画書および収支予算書の報告などを行なった。
14年度事業計画は、中古住宅流通の活性化に向け、適切な建物評価手法や取引に必要な情報を効率的に収集、整備、提供するシステムを検討。会員とリフォーム等関連事業者の連携を重視した施策も考えていく。消費者に対して不動産流通に関する適切な情報を発信するためのシステム整備も検討する。
地域活性化等の取り組みとして、本年度から開始する神奈川県との協定による「地域見守り活動」など、より一層の地域貢献に努めていく。
そのほか、引き続き、消費者保護と人材育成等を目的とした相談業務、研修会などを開催し、安全の保持を維持。情報通信技術の進展に対応する体制の整備や充実、東日本大震災被災地への復興協力の継続などを展開する方針。
また、改選期に伴い役員選挙を実施。新会長に相模北支部所属で副会長の坂本 久氏((株)山久建設不動産代表取締役)を選出した。同氏は「支部は協会の根幹。明るく元気で活力ある支部づくりを進めていきたい。そのためにも会員同士の連携やコミュニケーションの活発化に力を入れ、関係性を強固にしていく」と抱負を語った。