不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

専門学校と連携した人材育成プロジェクトを始動/ヤマダ・エスバイエルホーム

最優秀賞を受賞した山川雅士さんの発表の様子
今回プレゼンテーションを行なった学生6名

 (株)ヤマダ・エスバイエルホームは、日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校(学校長:千葉 茂氏)との産学連携による「森がみえるプロジェクト」を始動。その第1弾として4日、日本工学院専門学校(東京都大田区)において、学生の作品発表と講評会を開催した。

 同プロジェクトは人材不足が懸念される建設現場の率先力となる人材育成などを目的としたもの。住宅メーカーと専門学校の産学連携による実習プログラムは国内初。今回は、同校テクノロジーカレッジ建築学科の4年生が住宅の設計演習などに取り組んでいるもののうち、6作品について学生によるプレゼンテーションを実施、同社設計技術統括部技術部長の藤本和典氏らが講評と表彰を行なった。

 最優秀賞には、日本工学院専門学校の山川雅士氏の「家のつながり~部屋のつながり~」が選ばれたほか、優秀賞、特別賞それぞれ2作品ずつを選出した。

 講評で藤本氏は、「何がコンセプトになっているか、さまざまな問題点をどのように解決していくか、どれだけプロの視点をもって提案できるのか、コストの観点はどうかというポイントを踏まえて順位付けをした」などと述べた。

 なお、今後改めて6作品の中から茨城県つくば市の同社工事で実施予定の「建て方演習」の基本プランとする作品を選ぶ予定。学生はデザイン設計だけでなく、木材の調達から加工、施工に至るまでのさまざまな専門知識や技術について、企業との連携授業や施工現場での実習体験などを通し実戦的に学んでいく。


最新刊のお知らせ

2025年7月号

定住・関係人口増加で空き家も活用? ご購読はこちら