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水再生センター再開発の複合ビル「品川シーズンテラス」が上棟/NTT都市開発他

「品川シーズンテラス」の開発現場

 NTT都市開発(株)は4日、大成建設(株)、ヒューリック(株)および東京都市開発(株)と共同で開発を進めてきた複合ビル「品川シーズンテラス」(東京都港区)が上棟したと発表した。

 同物件はJR線他「品川」駅より徒歩6分に立地。東京都下水道局が管理する「芝浦水再生センター」の老朽化した施設のリニューアルに伴い、上部空間の有効利用を図るもの。約4万9,457平方メートルの敷地に、鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造・免震構造の地上32階地下1階建て、延床面積約20万平方メートルの複合ビルを建設する。

 四季折々の多種多様な木々や、水辺、芝生広場など3.5haの緑地を整備する。1階から3階には飲食店舗やビジネスコンビニを誘致。3階にはギャラリーやコミュニティホールを設置する予定。

 オフィスフロアは1フロア1,500坪で、ニーズに応じて自由なレイアウトが可能。自然エネルギーを効率よく活用する省エネルギーシステムを導入し、LED照明、高性能Low-E複層ガラスなどの省エネ性能に優れた設備を採用する。また、大規模災害等に備え、ビル非常用発電機や貯水槽を設置しBCP対策も施す。

 DBJ Green Buildingの「プラチナ」、都市開発版SEGED認定を取得したほか、東京都建築物環境計画書において、建築物の熱負荷の低減率(PAL低減率)および設備システム全体のエネルギー利用の低減率(ERR)に関していずれも最高ランクのAAA(段階3)評価を得ている。CASBEE最高評価Sランクも取得予定。竣工は2015年2月末の予定。


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