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「柏の葉スマートシティ」中核エリアを7月8日にグランドオープン/三井不動産

「ホテル&レジデンス棟」の外観

 三井不動産(株)は5日、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)の駅前中核街区として複合開発を進めている「ゲートスクエア」の施設概要を明らかにした。また、グランドオープンを7月8日に決めたことも発表した。

 「ゲートスクエア」は、公民学が連携して健康長寿や環境創造を目指す柏の葉スマートシティの中核となるエリア。健康長寿、環境共生、新産業創造といった柏の葉スマートシティのコンセプト機能を集積する。

 ホテル&レジデンス棟は、「三井ガーデンホテル柏の葉」と賃貸住宅「パークアクシス柏の葉」(総戸数114戸)および国際交流住宅「柏の葉インターナショナルビレッジ」(総戸数31戸)などで構成する地上14階の建物。

 ホテルは3~6階に短期滞在型の137室、7階に中期滞在向けのサービスアパートメント29室を用意し、幅広い滞在期間に合わせて利用できるようにした。8~13階に整備する賃貸住宅はつくばエクスプレス沿線では同社初のプロジェクト。24.77平方メートルのスタジオタイプから、74.68平方メートルの3LDKまで、幅広い居住ニーズに応える。賃貸住宅では珍しいHEMSの搭載など、環境対応を充実している点も特徴だ。

 最上階(14階)の国際交流住宅は、共用のリビングダイニングキッチンやシャワールームを備えた、シェアハウス形式。国内外から集まる研究者や留学生の知的・文化交流を支援する。周辺の大学や研究機関と提携し、研究者や留学生が先行入居し、そのほかについては7月から本格的に募集を開始する。キッチン・トイレを備えたスタジオタイプや、キッチンのないコモンタイプ、複数の個室に共用のトイレやキッチンを備えたシェアルームタイプなど、さまざまな部屋タイプを用意した。

 ショップ&オフィス棟には、疾病予防型の健康サービス専門店街として、女性専用のフィットネスクラブや睡眠ルーム併設のヨガスタジオなどがオープンする。


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