三井ホーム(株)は9日、日本橋三井ホール(東京都中央区)で第8回「デザイン・フォーラム2014」を開催した。
同社グループはデザイン力やブランドイメージの向上を図るため、各社の枠を超え、デザインに関する情報やノウハウの共有化を図り、対外的な活動をも視野に入れてグループシナジーを一層強化することを目的とした活動体“デザイン・コンファレンス”を組織している。同フォーラムはその主要なイベント。
今年度は、同社および(株)三井ホームデザイン研究所、三井デザインテック(株)、三井不動産リフォーム(株)、三井不動産レジデンシャル(株)が“「モノ」のデザイン、「コト」のデザイン。”を共通テーマにそれぞれの研究・事例を発表した。また、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が「デザイン=人とモノと環境の関係」と題した特別講演を実施した。
フォーラムで挨拶した同社代表取締役社長の市川俊英氏は、「当社はオーダーメイドにこだわり、創立40周年を迎えた。“デザイン”は重要なファクターの一つ。デザイン・フォーラムは、グループ会社全体でプロセスやデザインについて情報交換することを目的としており、今後もシナジーを発揮していきたい」などと話した。