(一社)賃貸不動産経営管理士協議会は13日、明治記念館(東京都港区)で2014年度定時総会を開催。13年度事業報告、14年度の事業計画・収支予算の報告と、13年度決算、定款の一部変更等を審議・可決した。
13年度は、賃貸不動産経営管理士基本講習を全国14地域で8回実施。約2,000名が受講した。また、資格取得の方法を変更。初の全国統一試験を実施し、3,946名が受験、3,386名が合格した。
14年度は、全国統一試験を11月16日に予定。更新率8割を目指した更新講習の実施、フォローアップ教育の実施、賃貸不動産経営管理士制度ならびに同協議会の周知に努めるとともに、賃貸不動産経営管理士の国家資格化にも取り組んでいく。
総会後の懇親会で挨拶した林 直清会長((公社)全日本不動産協会理事長)は、「初の全国統一試験は、4,000名近い受験者を集め、新たに3,300名余の管理士を誕生させることができた。当協議会が発足して7年、有資格者も3万名に達した。賃貸不動産管理業はますます重要視されている。消費者の安全安心を守るため、われわれの職務もますます重要になってくる。賃貸住宅管理業者登録制度の国家資格化への移行に向け努力し、われわれの業界が社会で大きく羽ばたけるようにしたい」等と語った。