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東京都内の2団地で、健康増進プログラムの実証実験を実施/UR、松竹芸能

プログラム実施イメージ

 (独)都市再生機構(UR都市機構)は30日、松竹芸能(株)と共同で、7月より東京都内のUR賃貸住宅において、健康増進プログラムの実証実験を実施すると発表した。

 同プログラムは、超高齢社会における諸課題に対応する解決策の一環として行なうもの。UR賃貸住宅のオープンスペースの活用や、高齢者が外出したくなるような仕掛けづくり、心身の健康状態向上に資する健康増進プログラムの策定を検討するほか、民間事業者との連携モデルの構築などを行ない、団地の付加価値向上を目指すことを目的とする。

 居住高齢者に対し、「Laugh=笑い」と「Exercise=エクササイズ」を組み合わせたプログラムを提供。「笑い」は、松竹芸能所属の上方落語家が実演、「エクササイズ」については、元オリンピック選手やオリンピックチームのトレーナーが指導する。参加者の運動能力や、健康状態の向上効果の測定を具体的な数値で「見える化」することで、参加者のモチベーション向上を図っていく。

 対象団地は「王子五丁目」(東京都北区、総戸数2,221戸)と、「豊島五丁目」(東京都北区、総戸数4,959戸)。1回目のプログラムは、7月25日に「豊島五丁目」で実施する予定。


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