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2020年までに「耐震住宅100%」を目指す/エヌ・シー・エヌ

左から、初代耐震大使に任命されたプロスキーヤーの三浦 雄一郎氏、田鎖社長、特別顧問を務める東京工業大学特任教授の金谷年展氏

 「耐震構法SE構法」を全国約500店の工務店を通して展開している(株)エヌ・シー・エヌ(NCN)は2日、「耐震住宅100%」プロジェクトを始動するにあたり、記者発表会を行なった。

 同プロジェクトは、政府が提唱する「国土強靭化基本計画」を受け、東京工業大学AESセンター(先進エネルギー国際研究センター)と共同で、耐震住宅を推進する目的で発足したもの。

 具体的な取り組みとして、プロジェクトに賛同する200社以上の登録工務店とともに、顧客への啓発促進、ホームページやFacebookでの認知活動などにより「耐震住宅100%の重要性」を普及していく。

 記者発表の冒頭、同社代表取締役社長の田鎖郁男氏は「日本の旧耐震住宅は1,250万戸あり、そのうち木造戸建住宅は1,000万戸。ひとたび大地震が起これば、そこに住む約2,000万人のうち90%の命が失われると想定されている。こうした悲劇を防ぐためにも、耐震住宅100%を目指していきたい」などと挨拶した。

 また、発足に合わせ「あなたの残したい建物コンテスト」を実施。旧耐震住宅(1981年以前の建築物)を対象に、ユーザーから「残したい」と思う建物に投票してもらい、選ばれた1物件の耐震改修を行なうというもの。応募期間は7月2日~8月31日、一次審査を通過した10物件の人気投票をFacebookなどで行ない、耐震改修する1物件を選定する。応募はコンテスト専用ページから。


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