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海老名駅西口地区にフューチャーセンター開発、15年夏オープン/UDS

「RICOH Future House」外観イメージ

 UDS(株)は3日、同社が施設基本計画や各フロアの業態開発などを手掛けたフューチャーセンター「RICOH Future House」が2015年夏にオープンすると発表した。

 神奈川県の相鉄線「海老名」駅西口地区で進められている土地区画整理事業に参画する(株)リコーの新規事業として設立するもの。フューチャーセンターとは、企業・政府・自治体などの組織が中長期的な課題の解決を目指し、さまざまな関係者を幅広く集め、対話を通じて、新たなアイディアや問題の解決手段を見つけ出し、相互協力の下で実践するために設けられる施設。

 「RICOH Future House」では、まちづくりの中核となる“ビル丸ごと”フューチャーセンターを目指し、地域住民などが気軽に立ち寄れるよう、大きな「家」をイメージとした外観デザインを提案。さまざまなテーマの対話が繰り広げられる空間を創造する。
 1階カフェは、地域に根差すよう、企画段階から地域住民や周辺企業、リコー社員と共に、慶応義塾大学井庭崇研究室が提唱するフューチャーランゲージという研究手法を用いたワークショップを行ない、理想のカフェの空間やコンテンツを共に企画開発している。

 UDSでは、鹿児島県薩摩川内市と共に手掛けたスマートハウスを活用したフューチャーセンターに続き、今後、地方都市で産官学が連携した新しいフューチャーセンターモデルを創造していく。と同時に、地方のフューチャーセンターをつなぐことで日本のまちづくりに寄与していく方針。


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