日本土地建物(株)は14日、日新建物(株)(東京都品川区、代表取締役社長:平松哲郎氏)と事業統合を行なうと発表した。両社の株主総会で正式決定する。統合日は11月1日の予定。
日新建物は、住宅系(賃貸住宅管理等)を中心とした不動産事業を展開している。また日本土地建物は、日新建物の株式の35.8%を所有する筆頭株主であり、日新建物も日本土地建物の株式の8.8%を保有している。また事業協力関係にもあるなど、関係が深い。そこで、両社の財務基盤と経営資源を統合することで、事業展開力、収益力、財務基盤を強化するのが目的。
事業統合は、日新建物の不動産事業を、日本土地建物が承継する吸収分割方式で行なう。日新建物の株式1株につき、日本土地建物の株式1.4株を交付する。統合後は、日新建物社長の平松哲郎氏が新社長に就任。吉田卓郎日本土地建物社長は、取締役会長となる予定。