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中古マンション成約件数、11四半期ぶりのマイナス/東日本レインズ

 (公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は16日、2014年4~6月の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。

 同期の首都圏中古マンション成約件数は8,235件(前年同期比11.9%減)と、11四半期ぶりに減少した。都県別では、東京都4,027件(同11.0%減)、埼玉県1,004件(同18.9%減)、千葉県1,108件(同9.1%減)、神奈川県2,096件(同11.3%減)と、すべての都県地域で減少。取引量シェアでは、東京都区部が38.9%を占めた。

 一方、成約単価は1平方メートル平均で42万1,000円(同5.7%上昇)と6四半期連続の上昇。成約物件価格は平均で2,697万円(同5.1%上昇)と、7四半期続けての上昇となった。成約物件の平均専有面積は64.1平方メートル(同0.7%縮小)で5四半期連続の縮小。成約物件の平均築年数は19.8年(同3.6%増)で4半期連続の増加。新規登録件数は3万9,702件(同0.6%減)と8四半期連続で減少したが、減少率は縮小傾向にあるとした。

 中古戸建住宅の成約件数は2,847件(同11.3%減)と3四半期連続の減少。成約平均価格も2,881万円(同0.9%下落)とやや下落した。
 新築戸建住宅の成約件数は1,137件(同10.5%減)で、3期連続で前年同期を下回る結果に。成約平均価格は3,482万円(同0.6%上昇)と、ほぼ横ばいで推移した。


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