(株)リクルート住まいカンパニーは29日、「『住まいの買いどき感』調査」(2014年6月度)の結果を発表した。一般消費者の「住宅の買いどき感」の実態を把握する目的で、3ヵ月に1度実施しているもの。調査期間は6月25~29日、有効回答数は5万8204。
「今が住宅の購入・建築・リフォームのタイミングだと感じている」と回答した人は16.4%で、前回調査(14年3月度)から0.6ポイント上昇。5四半期ぶりにプラスに転じた。
「買いどき」と感じる理由のトップは、前回調査と同様「今後、消費税率の引き上げがあるから」(29.1%)だったが、前回に比べ0.6ポイント減少。また、「金利が上がりそうだから」(14.4%)、「今のほうが住宅ローン減税など税制優遇のメリットがあるから」(14.3%)、「お金が借りやすいから」(13.0%)などが増加しており、同社は「金利が史上最低水準で推移している」点が反映しているとみている。
一方、「買いどき」と感じない理由の上位は前回調査と変わらず、「先行きの不透明感がまだ強い」が21.8%とトップに。2位の「期待感だけで実態がよくなっているわけではないから」は20.6%と微減だった。