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各事業で減収。営利37%減に/野村不動産HD15年3月期第1四半期決算

 野村不動産ホールディングス(株)は30日、2015年3月期第1四半期決算を公表した。

 当期(14年4月1日~6月30日)は連結売上高1,136億3,900万円(前年同期比18.7%減)、営業利益131億6,900万円(同37.1%減)、経常利益109億6,800万円(同38.9%減)、当期純利益60億1,800万円(同40.8%減)。

 住宅事業セグメントでは、マンション・戸建て合わせて、1,312戸(同22.1%減)を売り上げ計上。当四半期末時点の契約済み未計上残高は6,148戸(同13.5%増)と順調な推移となった。四半期末の完成在庫数は79戸(同31戸増)。セグメント売上高は670億4,200万円(同26.3%減)、営業利益は64億6,800万円(同41.7%減)。前年同期は大型物件の売り上げを計上したこともあり、大幅な減収減益となった。

 賃貸事業セグメントは売上高219億4,900万円(同1.9%減)、営業利益59億2,800万円(同18.1%減)。前期にテナントが移動し空室が発生したことなどが要因で、四半期末の空室率は4.4%(同1.5ポイント上昇)だった。

 仲介・CRE事業セグメントについては、売買仲介の取扱件数が減少したことなどから売上高60億2,100万円(同4.9%減)、営業利益10億4,100万円(同34.9%減)となった。売買仲介の取扱件数は1,606件(同13.3%減)、取扱高は1,246億700万円(同1.1%減)。

 なお通期については連結売上高5,600億円、営業利益650億円、経常利益550億円、当期純利益290億円を見込む。


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