(一財)ベターリビングは、2006年から行なっている「ブルー&グリーンプロジェクト」の活動拠点を海外から日本に移し、東日本大震災で流出した「高田松原」(岩手県陸前高田市)の再生活動の支援を開始する。
同プロジェクトは、同財団が認定する省エネ型ガス給湯・暖房機等の普及に合わせて植樹活動の支援を行ない、「省エネ機器の普及」と「植樹活動」の両面から環境保全を目指す取り組み。06年にベトナムでの植樹からスタートし、14年3月時点の累計普及台数に相当する380万本(約2,120ha)の植樹を達成した。CO2削減効果は、日本の家庭約21万世帯の年間CO2排出量に相当する年間105万トン。
「高田松原」は、現在岩手県により沿岸2キロに防潮堤の整備が進められており、その一部に「高田松原を守る会」など市民による植栽・保育エリアの設定が検討されている。同プロジェクトでは、育苗、試験植栽、本植栽、保育、啓発および人材育成の5つについて支援を行なっていく計画。