(株)長谷工コーポレーションは7日、2015年3月期第1四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~6月30日)の連結売上高は1,305億4,100万円(前年同期比6.2%増)、営業利益54億6,300万円(同45.2%増)、経常利益54億1,800万円(同70.6%増)、当期純利益39億9,300万円(同78.2%増)となった。
当期よりセグメントを、新規の住宅供給等を主なマーケットとする「建設関連事業」と既存住宅関連等を中心とする「サービス関連事業」、海外における不動産の開発・販売などを行なう「海外関連事業」の3区分に変更。
主力の建設関連事業では、建築工事での資材価格の高騰や労務不足により建築費の上昇等の懸念はあるものの、マンション建設に特化することによるコスト競争力・商品企画力についての事業主からの高評価により、受注時の工事採算と完成工事総利益率は改善傾向となった。
分譲マンションの新築工事では、大規模物を含む31件などを受注。分譲マンション7件を含む8件を竣工させた。これらの結果、セグメント売上高986億円(同2.8%増)、営業利益57億円(同74.1%増)となった。
サービス関連事業では、分譲マンションの管理戸数が30万3,879戸(前期末比0.2%増)、大規模修繕工事・インテリアリフォームは受注高が34億円(前年同期比46.8%減)、賃貸マンション運営管理・社宅管理代行の運営戸数が9万5,324戸(前期末比0.7%増)等となり、売上高286億円(前年同期比6.9%増)を計上。しかし、消費税増税の反動などにより営業利益は1億円(同98.4%減)にとどまった。
海外事業はハワイ州オアフ島にて戸建て分譲事業の引き渡しが増加したこと等により売上高44億円(同195.9%増)、営業損失1億円(前年同期:営業損失2億円)となった。
通期については、 売上高6,500億円、営業利益330億円、経常利益300億円、当期純利益180億円を見込んでいる。