サンフロンティア不動産(株)は7日、2015年3月期第1四半期決算説明会を開催した。
当期(14年4月1日~6月30日)は、連結売上高46億6,100万円(前年同期比105.3%増)、営業利益10億2,600万円(同268.7%増)、経常利益9億5,700万円(同274.6%増)、当期純利益8億8,700万円(同250.9%増)。第1四半期としては過去最高益を更新し、増収増益を達成した。
主力の不動産再生事業では、リプランニング事業において、物件取得競争が激しくなる中、独自ルートを拡充し、仕入れを推進し7棟の仕入れを完遂。6棟を販売した。
賃貸ビル事業では、商品化中のリプランニング物件からの賃貸収入が2.3倍に伸長した結果、売上高40億3,000万円(同168.4%増)、セグメント利益12億2,500万円(同222.1%増)となった。
仲介事業では、賃貸仲介において、保有しているリプランニング物件のテナント斡旋に注力したことで売上高・利益ともに増加。しかし売買仲介においては、成約件数が減少、案件規模も縮小したことにより、売上高2億2,200万円(同22.9%減)、セグメント利益1億7,700万円(同26.0%減)にとどまった。
今後も引き続き東京都心を中心に、積極的な仕入れを展開し、物件規模により方針を明確にしてリプランニング事業に取り組むとともに各支店、各専門部門の力を結集し、顧客のお困りごとを解決することで不動産再生事業に取り組んでいく方針。
代表取締役社長の堀口智顕氏は、「リプランニング事業は仕入れが命。社員の紹介や高い専門性をもつ業者からの紹介など独自の仕入れルートも増えている。すでに今期の数字は見えてきているが、予想利益率をどこまで上積して着地できるかが課題」と述べた。
なお、通期では売上高260億円、営業利益50億円、経常利益46億円、当期純利益43億円を見込む。