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保有土地の大口売却で不動産業売上高32%減/近鉄15年3月期第1四半期決算

 近畿日本鉄道(株)は11日、2015年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~6月30日)の連結売上高は2,918億9,300万円(前年同期比1.2%増)、営業利益109億3,400万円(同17.6%減)、経常利益82億9,300万円(同33.8%減)、当期純利益48億1,800万円(同35.7%減)。

 不動産業は、不動産賃貸部門で大規模複合ビル「あべのハルカス」による増収はあったものの、不動産販売部門で前年に保有土地の大口売却が発生したことの反動により、売上高は、不動産販売業が133億2,100万円(同32.0%減)、不動産賃貸業が81億3,700万円(同68.2%増)、不動産管理業が99億9,900万円(同4.5%増)、合計で299億円(同8.9%減)となった。

 ホテル事業は、あべのハルカスに開業した「大阪マリオット都ホテル」による増収があり、売上高は128億7,800万円(同8.1%増)と堅調だった。

 なお通期においては、連結売上高1兆2,900億円、営業利益600億円、経常利益480億円、当期純利益230億円を見込んでいる。


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