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大京、近鉄不動産と共同設計した実験住宅が竣工/大阪ガス

 大阪ガス(株)は19日、同社の実験集合住宅「NEXT21」(大阪市天王寺区、総戸数18戸)の居住実験住宅2戸の改修が7月末に完成したと発表した。

 「NEXT21」は、環境・エネルギー・暮らしの側面から近未来の集合住宅のあり方を実証・提案することを目的として、1993年に竣工。これまでに5年ごと3フェーズ(15年)にわたって居住実験を行なってきた。地上6階地下1階、延床面積4,577平方メートル。

 今回竣工した2戸は、13年6月からスタートした第4フェーズの一環。「404」住戸については(株)大京、「501」住戸は近鉄不動産(株)と共同で設計・改修を進めた。ディベロッパーを対象にした「2020年の住まい」のプランを募集したコンペで両社が最優秀賞を受賞していた。

 大京のプランコンセプトは、「4G HOUSE」。1住戸に少人数多世帯(4世代)が集まってサポートし合いながら自立して暮らせる住宅を提案した。近鉄不動産は「プラスワンの家」をコンセプトとして、年月の経過で変化する家族のあり方に沿いながら住み続けられる家とした。

 今後、公開見学会などで情報発信していくとともに、15年度以降に開始する居住実験を通じて、各社の住戸プラン商品化などにもつなげていく。


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