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札幌市にFWSを採用した初の戸建住宅の試行棟/ミサワホーム

外観イメージ
内観イメージ

 ミサワホーム(株)は20日、販売子会社のミサワホーム北海道(株)が、FWS(フューチャー・ウッド・システム)を採用した初の戸建住宅試行棟を、札幌市内の分譲地で竣工したと発表した。

 FWSとは、(株)ミサワホーム総合研究所を中心に研究開発を進めている独自構法。構造体には同社独自の木質接着複合パネルをさらに高強度にした超高体力パネルを使用している。すでに2方向ラーメン構造を採用した大規模建築物、壁式構造を採用した店舗兼共同住宅などを開発しており、今回が第3弾。

 厚さ120mmのパネルを組み合わせた門型フレームと耐力型とで構成される1方向ラーメン・1方向壁式構造を採用。空間内部に耐力壁を必要としないため、大開口と大空間が可能となり、幅6mを超える大開口に加え、間仕切壁の設置前で34畳の大空間を実現。ライフステージに合わせた将来の間取り変更、ガラスのファサードを採用した商業施設や、大きな開口部を設けたデザイン住宅などへも対応可能。

 積雪荷重を考慮した構造設計が求められる多雪地域においても実現できる大空間のスケルトン・インフィル設計を体感できるよう、間仕切壁や建具を設置する前の段階で一般公開を実施し、その後内部を仕上げて分譲住宅として販売する計画。

 建設地は「ミサワホームタウン森林公園駅セカンドステージ」内(札幌市厚別区)。敷地面積は255.98平方メートル、延床面積は145.39平方メートル。地上2階建て。一般公開は23・24日。


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