(一社)プレハブ建築協会はこのほど、2013年度「プレハブ住宅販売戸数調査および生産能力調査」結果を発表した。100社(上期50社、下期50社)を対象に実施、回答率は100%。
同年度(13年4月~14年3月)のプレハブ住宅の販売(完工)戸数は、15万5,140戸(前年度比9.4%増)。前年度比で1万3,362戸の増加となったが、全着工新設住宅に占めるプレハブ住宅の割合(参考値)は15.7%(同0.2ポイント減)と下降した。
構造別では、木質系住宅が1万9,239戸(同9.4%増)で4期連続の増加。1996年度に過去最高値の5万5,134戸を達成した後、2006年以降は8期連続1万戸台の低水準で推移している。
鉄鋼系住宅は、12万8,841戸(同9.1%増)と3期連続の増加。コンクリート系住宅は7,060戸(同15.8%増)で6期連続の1万戸割れとなるも、2期連続の増加となった。
階層・建て方別では、一戸建住宅が7万87戸(同5.4%増)と07年以来の7万戸台に回復。低層共同建住宅は5万736戸(同11.6%増)、中高層共同建住宅は3万4,317戸(同15.0%増)と、ともに増加した。
都道府県別のプレハブ住宅販売総戸数では、東京都が2万1,948戸(同15.0%増)と4期ぶりに2万戸台に回復。1万戸を超える都道府県は、東京都、神奈川県(1万3,076戸)、埼玉県(1万2,357戸)、愛知県(1万2,908戸)の4都県となった。
プレハブ住宅の全着工新設住宅に占める割合を地域別でみると、中国地域(21.0%)、中部地域(18.5%)、関東地域(17.6%)の3地域が全国平均(15.7%)を上回った。