旭化成不動産レジデンス(株)は8日、東京都大田区西糀谷四丁目の「糀谷駅前地区第一種市街地再開発事業」において、同社13件目となる法定再開発マンションを着工した。
同地区は、京急空港線で都心や羽田空港に直結、車でも環状八号線で都内全域へアクセスできる交通至便な立地だが、小規模木造密集老朽住宅と狭隘な通路があり、火災による延焼や地震による倒壊の危険性など、防災上の課題を抱えていた。そのため、建築物の耐火・不燃化・高層化などによる防災性の向上、駅前広場や公共駐輪場などの整備による交通利便性や安全性の向上等を目指し、市街地再開発事業が進められている。施行地区の面積は約1.3ha。
同事業には、同社と(一財)首都圏不燃建築公社が参加組合員として参画。合計335戸の住宅に加え、店舗・事務所・子育て施設・高齢者支援施設などを併設する2棟の建物を、第1・2街区に建設する。
第1街区のマンションは、敷地面積約4,357平方メートル、延床面積約3万4,142平方メートル。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)制震構造の地下1階地上20階建てを建設。第2街区のマンションは、敷地面積約1,000平方メートル、延床面積約8,947平方メートル。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)制震構造の地下2階地上18階建てを建設する。
マンションの販売は2015年1月、竣工は16年12月の予定。