(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、2014年8月度の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
同月の首都圏中古マンション成約件数は2,116件(前年同月比5.9%減)と5ヵ月連続の減少。ただし、減少率は5ヵ月ぶりに1ケタ台にとどまった。
都県別では、東京都1,003件(同9.2%減)、埼玉県258件(同13.7%減)、千葉県282件(同6.3%減)、神奈川県575件(同5.5%増)と、神奈川県のみ増加。神奈川県は、横浜・川崎をはじめ、他のエリアでも増加した。
1平方メートル当たりの平均成約単価は43万6,900円(同9.2%増)と20ヵ月連続で上昇。平均成約価格は2,819万円(同10.3%増)と2ケタの伸び。新規登録件数は1万2,769件(同2.2%増)と、2ヵ月連続で増加した。在庫件数は3万4,323件(同11.3%減)と19ヵ月連続で減少した。
また、中古戸建ての成約件数は761件(同5.9%減)となり、7ヵ月連続の減少。平均成約価格は2,891万円(同4.5%増)と2ヵ月ぶりに上昇した。