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物流施設開発を加速。今後3年間で1,000億円を投資/伊藤忠商事

堺市で開発に着手したマルチテナント型物流施設イメージパース

 伊藤忠商事(株)は9日、先進的な物流施設への投資を積極化する。今後3~5年を目途に1,000億円を目標に投資。優良投資資産を積み上げる。

 これまでの投資取組実績は開発中心とした事業規模約2,000億円、総延床面積約100万平方メートル。主として開発してきたBTS型物流施設に加え、今後はマルチテナント型物流施設も新たに展開拡大する方針。将来的には金融市場・資本市場を注視しながらJ-REIT設立も視野に入れて検討していく。

 また、この分野の事業拡大を目的としてシンガポール政府系の投資会社であるTemasek Holding Ltd.(テマセク・ホールディング)の傘下であるMapletree Investments Pte Ltd社(メイプルツリー・インベストメンツ、本社シンガポール)と新たな共同事業スキームを組成。同事業スキームを活用し、Mapletreeのグローバルマーケティングネットワークを活用した共同顧客開拓や効率的な投資スキーム構築を行なっていく。
 なお、すでに共同事業プロジェクトとして、大阪府堺市にてマルチテナント型物流施設の開発にも着手しており、2016年竣工の予定。


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