(一社)リビングアメニティ協会はこのほど、「自分で点検!ハンドブック」の活用を通した住宅部品の点検に関する意識調査結果を発表した。
同ハンドブックは居住者自身による住宅部品の点検に役立つよう、各住宅部品のチェック項目と点検の必要性などをまとめた小冊子で10月に発表予定。今回、その発行に先駆けて、持家住宅に居住する30歳以上の男女を対象に、同ハンドブックを提示し、予備調査を行なったもの。サンプル数は659で、実施時期は6月9~13日。
今回のハンドブックを通じて、「(点検の)必要性を感じられた」「点検をする気になった」などの意見が9割以上寄せられた。特に「住宅部品に寿命があることがわかった」「長期使用による事故リスクが増加することがわかった」との設問については、全体の4割以上が「とてもあてはまる」と回答。「ハンドブック」を通じた情報提供や啓発の効果も高いという結果になった。
ハンドブックを使って点検する頻度としては、各場所ごとに「年に1回程度」が約4割、「半年に1回程度」が約2割となっており、「すべての設備の点検」を行なう場合でも、「年に1回以上点検を行なってもよい」と考えている人が全体の6割程度に。「一部の項目についてなら定期的に点検を実施してもよい」という回答は、「水回り」や「給湯器」を中心に多くみられた。
同ハンドブックはホームページ上でも公開予定(10月2日より)。