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ADR、パナホームから優先的に物件を取得する協定書締結

ADRがパナホームより取得した「レジディア町屋」外観

 アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)とパナホーム(株)は24日、ADRの資産運用会社のADインベストメント・マネジメント(株)(ADIM)とパナホーム(株)との間で、協定書を締結したと発表した。今後パナホームが保有する物件、および今後開発・所有する予定の物件について、ADIMが売却情報を優先的に入手する。

 今回の協定書締結によりADRは、パナホームからサービス付き高齢者向け住宅を含む優良賃貸資産の売却関連情報を優先的に受けられることとなり、全国・全住戸タイプへの分散投資による資産規模拡大と安定的収益確保を進めていく計画。
 パナホームは同提携により、金融機関などからの土地取得に関する情報収集を加速させると共に、不動産事業の拡大を図る。

 なお同日付で、ADRは、パナホームより1物件の賃貸マンション「レジディア町屋」を取得した。

 東京メトロ千代田線「町屋」駅徒歩11分。鉄筋コンクリート造15階建て、2009年築。賃貸可能戸数55戸で、シングルタイプ・13戸、コンパクトタイプ14戸、ファミリータイプ28戸で構成。9月16日現在の稼働率は91.7%、取得予定価格は11億6,800万円、最終還元利回りは5.1%。
 取得予定日は9月29日。

 今回の取得により、資産規模は71物件、取得価格合計は1,148億9,100万円となる。 


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