三菱地所レジデンス(株)は29日、今秋販売予定の新築分譲マンション「ザ・パークハウス 平尾レジデンス」(福岡市中央区、総戸数11戸)の全戸に、西部ガス(株)の家庭用燃料電池「エネファーム」を採用すると発表した。九州でマンション向けエネファームの全戸採用は初。
同物件は、西鉄天神大牟田線「西鉄平尾」駅徒歩13分、福岡市営地下鉄七隈線「薬院大通」駅徒歩12分に位置。敷地面積902.24平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て。
全戸採用する「エネファーム」は、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、その際に出る熱も給湯や暖房に利用する家庭用コージェネレーションシステム。これまで、エネファームの設置は戸建住宅に限られていたが、5月より新築マンションへの設置が可能となり、同物件に採用した。
住戸プランは90.58~147.78平方メートル、2LDK+2S~4LDKのゆとりあるタイプを用意し、雁行型の建物形状を採用し独立性を確保。周辺の景観と調和したこだわりの素材や植栽を取り入れた邸宅仕様の計画としている。
11月中旬に販売開始、竣工は2015年12月下旬の予定。