阪急阪神ホールディングス(株)は29日、2014年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~9月30日)は、営業収益3,346億3,300万円(前年同期比4.3%減)、営業利益528億3,500万円(同14.2%減)、経常利益493億7,800万円(同12.9%減)、当期純利益289億6,300万円(同26.9%減)となった。
不動産事業では、不動産賃貸事業で、5月に商業施設「Yotte杭瀬」(兵庫県尼崎市)、8月に「NU chayamachi」(大阪市北区)のリニューアルをそれぞれ完了するなど、厳しい事業環境の中、商業施設・オフィスビルの競争力の強化と稼働率の維持等に取り組んだ。
不動産分譲事業は、マンション分譲で、近畿圏において「ジオ新町」(大阪市西区)、「ジオ池田城南一丁目」(大阪府池田市)等を、首都圏において「ジオ上野毛」(東京都世田谷区)、「ジオ碑文谷一丁目」(東京都目黒区)等を販売。また、宅地戸建分譲では、「ハピアガーデン久が原三丁目」(東京都大田区)、「阪急宝塚山手台 クレアス」(兵庫県宝塚市)等を販売した。マンション分譲戸数が、通期では前期並みを見込むものの、当期は、前年同期に竣工・引渡しが集中した影響により減少したこと等から、営業収益は932億1,500万円(同17.6%減)、営業利益は172億9,800万円(同35.0%減)にとどまった。
通期は営業収益6,800億円、営業利益900億円、経常利益800億円、当期純利益460億円を見込む。