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活性炭とバイオを組み合わせた油汚染土壌対策工法を開発/大和ハウス工業

 大和ハウス工業(株)は29日、立命館大学の久保 幹教授と共同で、活性炭とバイオを組み合わせた「オイルバクット(OIL BACT)工法」を開発したと発表した。

 ガソリンスタンド跡地や工場跡地等の油で汚染された土壌に活性炭とバイオ(油分解菌)を加え、混合することにより、油臭・油膜を1時間で解消した上で、油を分解できる工法。通常の油汚染土壌対策として利用される「土壌入れ替え」と比較した場合、油で汚染された土壌の運搬や償却処理が不要なため、コストを約50%削減でき、CO2排出量も約70%低減する。
 
 同社は今後、油汚染地で建物を建設する場合は同工法を活用し、環境と企業収益の両立を目指していく。


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