積水化学工業(株)は30日、2015年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~9月30日)の連結売上高は5,459億2,100万円(前年同期比2.4%増)、営業利益は417億7,900万円(同11.4%増)、経常利益は458億6,500万円(同17.6%増)、当期純利益は289億2,700万円(同26.7%増)となった。
住宅カンパニーは、前年度の堅調な需要を受けて豊富な期初受注残高が寄与するなどして売上高2,492億円(同2.2%増)、営業利益206億円(同1.9%増)と増収増益。
受注については、新築住宅事業で経済性・快適性を向上させた住宅や集合住宅に対する市場の反応は良好だったものの、成約までの期間が長期化。住環境事業では消費税増税前の駆け込み需要の反動減を受け、前年同期を下回った。
新築住宅事業では、省エネ・創エネ・蓄エネを強化し、標準的な住宅規模でも10kW以上の太陽光発電システムの搭載を可能にした「スマートパワーステーション」シリーズの販売が好調なほか、相続対策としての賃貸住宅販売も底堅く推移した。
通期については売上高1兆1,320億円、営業利益890億円、経常利益890億円、当期純利益510億円を見込んでいる。