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銀座のオフィスビルを譲渡/MTR

 森トラスト総合リート投資法人(MTR)はこのほど、「銀座MTRビル」(東京都中央区)の譲渡を決定した。

 譲渡は共有持分を50%ずつ2回に分けて行ない、譲渡予定日は1回目が12月1日、2回目が2015年4月13日。譲渡価格は合計240億円で帳簿価額との差額は合計163億1,300万円。

 大口テナントが3月末で退去したことに伴う対応が当面の課題であり、リーシングと譲渡の両面で検討していたもの。同物件は交通利便性に優れている他、視認性も良い立地面では競争力がある物件。しかし、竣工から32年が経過しており、今後は修繕費等の増大が懸念されていたことから、譲渡することが同投資法人の利益に資すると判断した。

 同物件は、鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート・鉄骨造陸屋根17階地下5階建て。建物面積は4,655.56平方メートル(他の共有者の共有持分も含む)。稼働率は99.9%。

 なお、今回の譲渡により、同投資法人のポートフォリオは16物件、取得価格ベースでは3,536億1,600万円となった。


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