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「DBJ Green Building認証」に商業施設部門新設、初弾は三井不動産の3物件/日本政策投資銀行

「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」外観
「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」外観
「三井ショッピングパーク ららテラス武蔵小杉」外観

 (株)日本政策投資銀行(DBJ)は、オフィスビルや物流施設を保有する事業者に提供しているDBJ Green Building認証について、新たに商業施設向け認証を新設した。

 その第1号案件として、三井不動産(株)が保有する商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」(千葉県柏市)、「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」(千葉県船橋市)、「三井ショッピングパーク ららテラス武蔵小杉」(川崎市中原区)に対し、認証を実施した。

 評価した点は、(1)太陽光発電装置、館内でのLED照明採用に加え、とりわけ「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」においては、エリア一体でエリアエネルギー管理システム(AEMS)を導入することで施設間の電力融通を行なうなど、国内最先端の環境技術を駆使している点、(2)年に複数回、エコイベントである“&EARTH”を開催している他、震災復興イベントの開催、地域行政と連携したイベント、マルシェの定期開催などにより、地域のコミュニティづくりに大きく貢献している点、(3)施設従業員向けの講習(外国語講座、カラー講座、マナー講座など)に加えて、接客ロールプレイングコンテストや従業員表彰制度(ららスター制度)を設けることで、商業施設の魅力を不断に高める取り組みを実施している点。

 その結果、「三井ショッピングパーク ららぽーと柏の葉」と「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」については、「国内トップクラスの卓越した環境・社会への配慮がなされたビル」として、また「三井ショッピングパーク ららテラス武蔵小杉」については、「極めて優れた環境・社会への配慮がなされたビル」として、ぞれぞれ認証を付与した。

 今後、DBJ Green Building認証は、オフィスビルや物流施設に加えて、商業施設を保有・運営する不動産事業者のサステイナビリティ向上にかかる取り組みについても積極的に支援していく方針。


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