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沿線に高齢者向けサ付き住宅・有料老人ホームを開設/京王電鉄

サービス付き高齢者向け住宅のイメージ
介護付有料老人ホームのイメージ

 京王電鉄(株)はこのほど、在宅介護・看護サービスの拠点を併設したサービス付き高齢者向け住宅(サ付き住宅)と介護付有料老人ホームを2016年に開設すると発表した。

 地域高齢者ケアによる沿線活性化が目的。地元医療機関との連携することで高齢者およびその家族の総合的に支える在宅ケアの拠点を設ける。また、同社が提供している住まいのリフォームや家事代行、セキュリティサービス等を行なう「京王ほっとネットワーク」による生活支援サービスとあわせたサービスを提供していく。

 サ付き住宅(名称未定、東京都多摩市、居室数53戸)は、商業施設等が集積する京王線「聖蹟桜ヶ丘」駅至近に位置。敷地面積1,557平方メートル、延床面積約4,000平方メートル。
 建物は5階建てで、全館にわたりバリアフリー構造とするほか、24時間365日スタッフが常駐する。各住戸にはキッチン・浴室を完備。十分な収納スペースを確保し居住性を高める。
 また、多摩市内を中心に医療・介護サービスを提供する医療法人財団天翁会と提携し、介護・看護のサービスを提供するほか、医療や介護に対する総合的な相談窓口を設置し、周辺在宅ケアの拠点としての機能を設ける。

 介護付有料老人ホーム(名称未定、東京都多摩市、居室数78戸)は、敷地面積1,663平方メートル、延床面積約3,300平方メートルでサ付き住宅に近接して開発する。
 建物は4階建てで、併設施設としてショートステイ3室を設ける。運営は(株)チャーム・ケア・コーポレーションが行なう。また、サ付き住宅の入居者が介護付有料老人ホームへ転居する際に、優先的に入居できる特典を設ける。


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