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個人向け・投資家向け分譲が好調に推移。大幅に増収増益/三井不動産15年3月期第2四半期決算

 三井不動産(株)は6日、2015年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~9月30日)は、連結売上高7,480億100万円(前年同期比17.6%増)、営業利益921億4,700万円(同33.1%増)、経常利益777億8,300万円(同36.9%増)、当期純利益470億1,100万円(同18.0%増)と増収増益。

 主力の賃貸事業は、オフィス・商業施設の新規・通期稼働が収益寄与したが、「飯田橋グラン・ブルーム」等の新規稼働に伴う償却費の増加、再開発に伴う稼働終了等により、セグメント全体では売上高2,259億4,000万円(同1.8%増)、営業利益531億300万円(同4.2%減)に。全国のオフィス・商業施設の空室率は4.6%で6月末に比べ0.3ポイント上昇、首都圏のオフィス空室率は5.9%で6月末から0.1ポイント上昇した。

 分譲事業は、個人向け住宅分譲・投資家向け分譲ともに順調に推移。特に個人向け住宅分譲では、「パークコート千代田富士見ザ タワー」などの大型・高額物件の販売が大きく寄与し、売上計上戸数の増加に加え利益率が上昇した。セグメント全体の売上高は2,294億3,300万円(同93.2%増)、営業利益は295億600万円(同1,178.4%増)。

 6日の説明会で同社経理部経理グループ長の富樫 烈氏は、「大型物件の販売分が当期に計上されたことにより収益に大きく貢献しているが、想定通り。通期も、ほぼ期初の計画通りに進捗していくものと考えている」などと述べた。

 通期では、連結売上高1兆5,400万円、営業利益1,830億円、経常利益1,560億円、当期純利益900億円を見込む。


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