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不動産投資フォーラム開催。投資家や運用会社など350名が参加/JLL

日本のオフィスマーケットの好調さをアピールする同社リサーチ事業部長の赤城威志氏
JLLグループの部門責任者が集まってのパネルディスカッションも開催された

 ジョーンズ ラング ラサール(株)は10日、コンラッド東京(東京都港区)にて「ホテル・不動産投資フォーラム2014」を開催した。

 投資家や運用会社、ファンドマネージャー、アセットマネージャーなど約350名が参加して行なわれた。
 開会の挨拶に立った代表取締役の河西利信氏は、「3回目の投資フォーラムとなる今回は、日本不動産市場は今良好で、今後も堅調に成長するということを顕示していく機会とする。日本だけでなく、グローバルマーケットも好調だ。それを皆さまにご理解いただき、積極的に投資していただきたい」と話した。

 最初のプログラムでは、同社リサーチ事業部長の赤城威志氏が日本不動産市場の動向についてデータなどを用いながら解説。「個人消費の落ち込みが報道されているが、企業の設備投資意欲は活発で、消費税が10%に増税されたとしても、その後も堅実な経済成長が予測されている。東京のオフィスビル市場は、前回のピーク時と比較して63%水準にまで回復しており、回復余地はまだまだある。売買市場も上昇が予測できる」と述べた。
 続いて、同社ホテルズ&ホスピタリティグループエグゼクティブヴァイスプレジデントの寺田 八十一氏が、「日本ホテルマーケットの動向」をテーマに解説。「海外からの観光客の伸びが著しく、ホテルの回復傾向が顕著となっており、今後もこの傾向は続く」と説明した。

 その他、各国のJLL部門責任者を集めてのパネルディスカッションや、オリンピックに向けての東京の方向性など、さまざまなテーマでの講演・パネルディスカッションが行なわれた。


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