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「ハルカス」効果で不動産賃貸業は売上高53%増/近鉄15年3月期第2四半期決算

 近畿日本鉄道(株)は11日、2015年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~9月30日)の連結売上高は5,943億9,300万円(前年同期比0.4%減)、営業利益239億7,600万円(同3.8%減)、経常利益224億5,800万円(同2.8%増)、当期純利益143億5,800万円(同10.6%増)。

 不動産業は、不動産賃貸事業が、大規模複合ビル「あべのハルカス」の賃貸収入で営業収益159億5,800万円(同53.7%増)を計上したが、不動産販売業は販売戸数が減少し、営業収益292億4,200万円(同37.2%減)と落ち込んだ。不動産業全体では、営業収益632億4,500万円(同15.0%減)、営業利益も61億1,500万円(同22.9%減)となった。

 ホテル事業は、あべのハルカスに開業した「大阪マリオット都ホテル」による増収で、営業収益は257億2,000万円(同10.0%増)と堅調だった。

 なお通期では、連結売上高1兆2,650億円、営業利益550億円、経常利益480億円、当期純利益240億円を見込んでいる。


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