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完成工事総利益率大幅に向上。建設関連事業利益53%増/長谷工15年3月期第2四半期決算

 (株)長谷工コーポレーションは13日、2015年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~9月30日)の連結売上高は2,901億8,100万円(前年同期比9.1%増)、営業利益145億6,000万円(同36.0%増)、経常利益143億3,900万円(同53.8%増)、当期純利益100億500万円(同55.3%増)と増収増益。

 主力の建設関連事業は、マンション建築工事の施工量が増え、完成工事総利益率が改善。完成工事総利益率は9.4%(同1.4ポイントアップ)と向上。完成工事高は2,063億円(同21.1%増)、売上高は2,192億円(同7.1%増)、営業利益は131億円(同53.4%増)と伸長。今期以降の売上材料となる受注高(単体)についても、分譲マンション中心に2,148億円(同70.0%増)まで回復。さらに今期は、4,400億円まで積み増す方針。

 サービス関連事業は、マンション受託販売は、契約戸数・引渡戸数とも減少。分譲マンション管理戸数は、30万5,495戸(前期末比0.7%増)とした。不動産流通事業は取扱件数は減少したが、リノベーション販売戸数は増加。これらにより売上高640億円(前年同期比9.3%増)としたが、営業利益は消費税率引き上げの反動、サービス関連事業の体制強化への投資で21億円(同35.5%減)となった。

 通期では、連結売上高6,500億円、営業利益370億円、経常利益350億円、当期純利益230億円を見込んでいる。主にマンション建築工事の施工量増大および完成工事総利益率の改善を理由に、当初予想を上方修正した。


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