パナホーム(株)は、近畿地区での賃貸住宅受注を強化する。このほど、同地区で初となる賃貸住宅モデルルーム「ラシーネ・テーマスタジオ」を、同社本社ビル(大阪府豊中市)1階にオープン。12日には、京都で初の「ラシーネ」ブランドを冠した「ラシーネ五條」(京都市下京区、総戸数12戸)が完成、モデルルームも開設した。
「ラシーネ」は、「美しい」「楽しい」「やさしい」の3つの“くらしの価値”をテーマにした同社の賃貸住宅ブランド。入居者満足を高め、長期入居を促進する仕掛けを随所に施すことで、市場家賃に左右されない“価値創造型”の賃貸住宅を目指している。
「テーマスタジオ」は、オーナーもてなすラウンジスペースと、約49平方メートルのDINKS向け1LDKのモデルルームで構成。賃貸住宅ではめずらしい1坪タイプの広いバスルームや調湿・脱臭機能のあるエコカラットを使ったベッドルームなどを展示。家事時短レイアウトや豊富な収納スぺースなども提案している。
「ラシーネ五條」は、敷地面積497平方メートル、延床面積564平方メートル。専有面積40平方メートル~62平方メートルの1LDK~2LDK。1階にはオーナーが経営するリラクゼーションサロンを設置し、入居者も利用できる。45平方メートルの住戸の賃料が8万8,000円と、周辺相場よりも4,000~5,000円高めに設定したが、すでに10戸の入居が決まっている。
同地区の賃貸住宅受注強化に向け、8人のスタッフからなるプロジェクトチームを結成。テーマスタジオや実物件を活用して入居者満足の向上による安定経営実現を提案していく。同地区で半年で18棟、年間40棟の受注を目指す。