野村不動産(株)は17日、「バリアフリー&クオリティ オブ ライフ ガイドブック」を作成したと発表した。
ユニバーサルデザイン、バリアフリーデザイン等の住宅・住環境に関する建築計画に造詣が深い明治大学大学院理工学部の園田 眞理子研究室との協動研究により、同社が2000年より推進している「オーダーメイドマンション事業」において、高齢者や車いす利用者、視覚・聴覚障がい者などのケア対応に設計変更した10の事例を抜粋。そのほか、事例を基に分析・抽出したケア対応を検討する際の基本的な「空間構成の6タイプ」や、身体の状況に応じて選択する「22種の設計ポイント」および、打ち合わせや設計を進める上でのポイントのチェックリストや家族ごとに異なるケア対応を住まいに反映させるために聞き取り事項をまとめたヒアリングカルテなどを紹介している。
同社では、今後も「オーダーマンション事業」で蓄積してきたさまざまなニーズから、普遍的な要素を同社の分譲マンションブランド「プラウド」の基本設計に生かすなど、集合住宅のスタンダードを進化させていくことで、社会に還元していく方針。