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「第2回 日管協フォーラム2014」開催。1,200名超が来場/日管協

成立間近の民法改正案をテーマにした講演には、300名超の参加者が詰めかけた
第5回「JMP“夢の賃貸住宅”学生コンテスト」のテーマは「空き家再生」。応募数90の中から最優秀賞が選ばれた

 (公財)日本賃貸住宅管理協会は19日、「第2回 日管協フォーラム2014」を、明治記念館(東京都港区)で開催した。

 同協会の主要9専門委員会の活動内容や成果を一堂に発表するもので、全16講座に、352社・1,200名超の来場者が詰めかけた。同協会会長の末永照雄氏は、「延べ参加者は3,000名超となり、定員の2,500名を上回る結果となった。東京・神奈川・北関東ブロックからの参加が多く、地方へのタイムリーな情報提供が課題」などと話した。

 研修委員会は、成立間近の民法改正案をテーマに講演。弁護士の江口正夫氏が、賃貸借契約に関する改正案項目を挙げ、実務に与える影響とその対策について説明した。相続支援研究会は、「相続ビジネス」の先進的成功事例を、同ビジネスの先駆け事業者である3名のパネリストがディスカッション形式で紹介。「物件管理」から「資産管理」への重要性等について述べた。

 レディース委員会は、「ノルマなし、命令なし、歩合なし」のフラットな組織づくりや、徹底した子育て支援等、人材活用で従業員満足度を上げるノウハウを、(株)ファースト・コラボレーション代表取締役の武樋泰臣氏が紹介。日管協総合研究所の研究所員・主任相談員の長井和夫氏、日山秀治氏は、同協会の相談窓口に寄せられる賃貸住宅トラブル事例の中から、最新のQ&Aを公開した。

 また、5回目となる「JMP“夢の賃貸住宅”学生コンテスト」の結果発表も行なわれた。今回のテーマは「空き家再生」。エントリー数300超、応募数90の中から、横浜国立大学大学院・都市イノベーション学府/建築都市文化専攻の川端俊輝氏の「畑はまちのリビングへ」最優秀賞に選ばれた。

 なお、同フォーラムで行なわれた全16講座は、同協会ホームページにて会員向けに動画配信する予定。


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